まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

見たまま感じたまま

雲の上にて

満腹した体を横たえていたのは、家の近くの神社の社殿であったはずなのに、目覚めると僕は、白い煙に包まれていた。煙の正体が雲であることに気付くのに、そう時間はかからなかった。雲間から、はるか下に、僕の住む街が見えたからだ。 いつの間にか、僕の隣…

原稿用紙

まだ、何も書いていない原稿用紙に向かい、ペンを握った瞬間。そこには、無限大の想像世界が広がっているはずなのに、ひとたびペンを走らせると、陳腐で手垢まみれの表現しか表れず、拙い創造世界しか書けない自分に、ひどく苛立ちます。 周囲が灰色の世界に…

叫んでみるよ、これからは。

けして弱弱しい男ではないのだけれど、彼はとにかく物静かな男であった。 大きな声をあげない。そもそも口数が少ない。ぜったいに喧嘩はしない。 どんなに挑発されようが、無表情で受け流す。 そんな彼が、とても感情豊かな女に恋をしてしまうのだから、男と…

降るかもしれない雨をおそれて

雨降りが予想されても、彼は傘を持たない。 現在降っていないのであれば、必要ないじゃないか。 そう考えているのだが、勿論、予想が当たって雨が降れば、 濡れることも頻繁にある。ビショビショになる。 だのに。彼はその習慣を改めない。 未だ起きていない…

チューリップの花束を買う夜

都心の花屋で、チューリップの花束を買おう。 妻が好きな花が、チューリップだからだ。 大好きな妻の笑顔が、見たい気分の夜なのだ。 家のある地元で買うことも考えたけど、 都心の花屋で、わざわざ高い買い物をしたかった。 値段で愛情が決まるとも思わない…

ミルクティをもう一杯

海辺にある喫茶店のテラス席。 彼女は砂糖たっぷりのミルクティを飲みながら、 水平線を見つめていた。 水平線は、青い空と青い海の境界線なのに、 はっきりと線が認識できる、不思議ねぇ。 そこが宇宙への入口なのかしら。 だったら、私を宇宙に連れてって…

同一性拡散の危機

アイデンティティ(自己同一性)がうまく達成されないとき、 人は同一性拡散の危機に陥るとされています。 つまり、「自分が何者なのか、何をしたいのかわからない」と思い悩むわけです。 同一性拡散のあらわれとして、対人的かかわりの失調(対人不安)や、…

弱い者いじめはやめなさい

ある会社で、こんなことがありました。 派遣社員を受け入れているその会社では、 さまざまな矛盾の皺寄せを派遣社員に集中させるため、 何人も何人もの派遣社員が、 派遣されては辞め、 派遣されては辞め、 なかなか定着することがなかったそうです。 あると…

激情的な喜怒哀楽劇場

喜。 恥ずかしがり屋の僕だけど、 君と出会えた喜びを、 大海原に向かい叫ぶよ。 あるったけの声量で、 全身の力を振り絞って。 怒。 いつもクールな僕だけど、 君が後ろ向きになったら、 大草原に向かい叫ぶよ。 血圧マックスにして、 顔を真っ赤に染めて。…

お下劣な言葉

お上品な人に対して、 ついお下劣な言葉を吐いてしまうのは、 どうしてでしょう。 そんな経験のない人もいるのでしょうが、 私には、あります。 子どもっぽい精神レベルのせいでしょうか。 サディスティックな欲望からでしょうか。 相手の気持ちを考えない自…

連休の狭間、オッケー狭間

さながら織田信長が今川の大群を、 桶狭間で疾風怒濤のごとく撃破したように、 連休の狭間にあるこの二日間が、 あっという間に過ぎようとしています。 いやはや、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、であります。 僕はこの二日間、 仕事場に存在していな…

昨日見た夢

夢だから、細部の情景を覚えているわけではありません。 ただ、林の中のところどころに、水色の花が咲いていたのは、 はっきりと記憶しています。 一面が緑色の中で、淡い水色だけ浮いて見えていました。 それがまるで木々を濡らす水滴のシンボルのように、 …

オンとオフ

仕事をしている時間をオン、 それ以外をオフとします。 しかし、時間だけで割り切れるものでもありません。 仕事中だってプライベートなことしたり考えたりしますし、 その逆もあります。 オンの中のオフ、オフの中のオン。 あっちいったり、こっちにきたり…

心地よい声

美しい声、というのではなくても、 耳に心地よい声というのがあります。 美しい声は、よく澄んでいて、 発せられる言葉も明瞭で、 よく響く声であるのに対して、 心地よい声というのは、 多少かすれていようが、 滑舌が悪くて不明瞭であろうが、 こもってい…

遺伝子覚醒

私の中にいる、大好きな祖父の血と、会話します。 「じいちゃん。俺もじいちゃんのように、オシャレに歳を重ねられるかな」 私の祖父は、若いときからハゲていて、小柄で、見た目はさえない年寄りだったけど、スキンヘッドにはいつもベレー帽をかぶり、詩吟を…

あたたかい風景

山に囲まれたその村に朝日が差し込むのは、 平野部に比べれば確かに遅い時間帯である。 けれども、朝日のもつエネルギーの大きさは、 水平線から顔を出した瞬間の朝日よりは、 はるかに大きくなっている。力強くなっている。 そんなあたたかい朝日を浴びるそ…

思いと想いの違いは重い?

たとえば、僕がラブレターを書くとしたら、 相手への好意を表す言葉として、 「思い」ではなく「想い」を使う。 「思い」という言葉は、日常的に、 「~と思います」などと頻繁に使われ、 安売り叩き売り「持ってけドロボー」的商材のようで、 要するに手垢…

Long Jump Forever 再掲

走り方を知ってるだけじゃ 遠くに跳ぶための走りはできない そのための練習を繰り返さないと わからないことがあるんだ 走ることを練習しよう 歩くことよりつらいけど 走ってみなけりゃ 見えない世界があるのだから 踏み切りのタイミング 早過ぎないように …

さりげない言葉に喜びを感じて

なにげなく口からもれたその言葉が、 僕の気持ちをしっかりとらえて、 ふわふわのソファに腰をしずめるように、 その言葉のもつ魔力でいやされ、 僕は至極ここちよい気分を味わって、 その後の言葉が脳に刻まれないくらい、 ぼんやりといい気持ちに浸ってい…

おしらせ

officebachのホームページ、 「officebach resort」を閉鎖いたしました。 このブログを通して、 ホームページをご覧になっていただいた方に、 感謝申し上げます。 このブログは、もう少し頑張りますので、 よろしくお願いいたします。

花を咲かせよう

転んだことより どうやって起き上がったか どうやって再び歩いたか どうやって再び走れたか しっかり記憶しよう しっかり学ぼう 傷ついた心より どうやって立ち直ったか どうやって再び光を感じたか どうやって再び明るくなれたか しっかり記憶しよう しっか…

重大な決意

人は、重大な決意をするために、 どれだけの時間が必要なのだろうか。 一瞬の閃きで決められること、決めるべきこと。 一日考えてから決めること、 一ヶ月熟慮して決めること、 一年かかっても決められないこと。 …。 重大な決意とは、進むべき道を選択する…

Long Jump Forever

走り方を知ってるだけじゃ 遠くに跳ぶための走りはできない そのための練習を繰り返さないと わからないことがあるんだ 走ることを練習しよう 歩くことよりつらいけど 走ってみなけりゃ 見えない世界があるのだから 踏み切りのタイミング 早過ぎないように …

にらめっこ

わんこと、にらめっこ。 わんこは、なかなか、 わらわない。 わんこに、にらまれ、 わたしは、おかしくなって、 わらった、 わらった。 わたしのまけだ。 わんこのかちだ。 わたしと、 わんこは、なかよしだ。

折れたタバコの吸殻で…

明日、僕は嘘をつくだろうか。 誰に向かって。 なんのために。 どんな嘘をつこうか。 嘘の中で嘘を言う嘘をつこうか。 嘘って、なんだろう。 自分をごまかし、 他人をだます。 嘘のために、嘘を上塗り。 上塗り上塗りするうちに、 真実は厚い嘘の層に覆われ…

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好都合な副作用

ピロリ菌除菌の薬服用3日目となりました。 服用前から、下痢の副作用があるかもしれません、 とは言われておりましたが、 やはりありました。 それほどひどい症状ではないので、 気になりませんけどね。 けどけれど。 腸内がすっきりしていくようで、 体重…

のどもとすぎれば…

昨日より、ピロリ菌除菌の薬を服用しています。 とりあえず、1週間分の量をいただきました。 で。 この薬、飲む量が、ハンパない。 朝と夕、食後にのむのですが、 1回につき、4つのカプセルと2つの錠剤。 計6つの薬をのむことになっています。 一気に口…

名も知らぬ花

本日の現場、小さな港の近くに咲いていました。 海からの風は冷たいけれど、さりげなく、美しい微笑みを、雲間から差す日に、輝かせていました。 コメント 可憐ですねぇ。優しく微笑んでいるようですねぇ。なんて目を細めた感想言いながら、もっちーりクリー…

種蒔き支度

プチトマトの種を蒔こうかと思い、 プランターと土を買ってきたのですが、 トマトは、 寒さや霜に弱いらしいので、 これからまだ寒の戻りがあるといけませんから、 種はもう少し先に蒔くことにします。 準備は万端、 整いましたので、 暖かくなるのを待つの…