遺伝子覚醒

私の中にいる、大好きな祖父の血と、会話します。
｢じいちゃん。俺もじいちゃんのように、オシャレに歳を重ねられるかな｣
私の祖父は、若いときからハゲていて、小柄で、見た目はさえない年寄りだったけど、スキンヘッドにはいつもベレー帽をかぶり、詩吟をしたり、エスペラントを学んだり、株式投資をしたり、俳句をしたり、日記を何十年も欠かさず書き続けたり、地元の歴史を学んだり、祖母のことを最後の最期まで愛し抜き、６人の子と沢山の孫ひ孫に囲まれ、95歳で亡くなった人です。
私は、自分の中に、祖父の血を強く意識しています。風流人であった祖父のように、生きたい。オシャレに、歳を重ね、芸術を楽しみ、創造する喜びを感じて生きていきたい、そう考えている今日この頃です。
｢できるとも。お前にならできるとも｣
私の中の祖父の血は、必ず、そうこたえてくれます。