まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

弟よ

ずいぶん遠く離れてしまい、離れてから時間も経ってしまい、話す機会もなくなってしまったから、今君がどんなことを思い生活しているのか、想像もできなくなってしまいました。
申し訳ありません。
兄として、兄らしいことの何一つできない私を、軽蔑しているのかもしれません。そうであっても、仕方のないことです。
君が、母と二人で暮らしていて、いまだに結婚しないでいることに、私は責任の一端を感じています。
母を押し付けるようにして家を出てしまい、好き放題、放蕩の暮らしを繰り返してきた私が、君に何かを言えた義理ではないことは承知しています。
けれど。母のことを思うとき、君が結婚をして、孫を母の手に抱かせてやって欲しい、それだけを願っています。私には、子どもはできませんから。
弟よ。この記事を読むようなことはないだろうし、読んだとしても、これを書いたのが君の兄であろうとはわからないでしょう。今の私には、直接言う勇気もなくて、懺悔の気持ちで、こうしてこんなところに書いています。
いつの日か、直接話せるようになるために…。