まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

市場のにぎわい

フィジーのナンディに滞在中のこと。
私は食事をとるためにホテルから外に出ると、
たいがい市場に向かって歩いていました。
市場。マーケット。
そこには、ナンディの人々の口に入る食料が、
集められ売られています。
そして。
それらを求め品定めする人々で賑わっています。
香辛料の匂いが漂い、
人々のざわめきが寄せては返し、
潮を含んだ風が、時折通り過ぎる…。
そんな。
市場に足が向いたのは、
何を食べようかと食材を見て連想しようとしたのではありません。
だって、何を食べると言ったって、
ほとんど中華かカレーしかないのですから。
市場には、人を引き寄せる吸引力があったのです。
とりあえず市場の様子を確認したくなるような、
町の様子の公約数的雰囲気が、市場にはあったからだと思いました。
町は、市場を中心に形成されていました。
そこで、人々は交流し、経済活動をし、情報交換をしているのです。
現地の人々の、生活する顔が、見られる場所なのです。