まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

環状電車に揺られて

人生には同じことは起きない。同じようでいて、完全に一致しているわけではない。時と場所、そして何より経験している当人だって、同一人物たりえない。今日の自分は昨日の自分とは違う。毎日違う自分が、違う場面に遭遇し、違う経験を積んでいるのだ。
判で押したような退屈な毎日を嘆くよりも、違いに目を澄まし、耳をそばだて、感覚を研ぐことに注意を払った方がいい。同じだと思い込んでいるのは錯覚で、そう思い込もうとしている自分がいるからに違いない。
この環状電車に、僕は何回乗ったろう。車窓の風景、車内の人々、どれも始めての経験として、新鮮な気持ちで眺めるとしよう。