まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

山田邦紀編著『明治時代の人生相談』

問い:私は22歳、先般迎えた妻は20歳です。
   ある知人は妻のことを処女でないと言う。
   何かよき判別法がありますか。
答え:いまやあなたの妻となったその女の、
   すでに処女ならぬのをどうして処女なりしか否やと
   鑑別がつけられましょうぞ。
   その知人の言がはなはだ訝しい。
   どうしてかような無礼な断案を
   軽々しく下されたのでせう。
   あなたはかかる毒言に心惑って、
   疑うべからざるを疑い、
   他人の戯言にもてあそばれて
   家庭の平和を破るがごとき不見識の
   お振る舞いなからんことを切に祈ります。
明治41年9月11日『都新聞』より)

こんな感じで、悩みそのものも面白いですが、
それに答えている記者の筆が楽しい。
飽きない本です。資料としても有益だと思います。
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