まなぶ,みがく。

自分で学び、自分を磨く。学習と研鑽にいそしもう。

壁の中の天使よ

あまりにも多数の嘆きを聞いて下さった貴女の耳介から血が滴り落ちようとも、僕は嘆くことを止めようとはしないだろうし、あまりにも多数の惨劇を目の当たりにした貴女の瞳が闇に沈むことになったとしても、僕は嘆くことを止めはしないだろう。ああ、壁の中の天使よ、僕の記憶から嘆き色の言葉を消去してくれ給え。僕の未来から嘆き色した風景を排除してくれ給え。